50000系
空港特急ラピート


撮影日：2018年6月16日　撮影場所：井原里駅

　1994年(平成6年)、関西国際空港のアクセス特急ラピートとして製造された。側窓を初めとする各部に航空機のイメージを融合した楕円が採用されている。車内はスーパーシートとレギュラーシートの2クラス制となり、荷棚はハットラック式。デッキには荷物スペースがあり空港輸送に対応している。扉はプラグドアとなっている。
　1995年(平成7年)鉄道友の会よりブルーリボン賞を受賞した。
　2019年8月に発生した台車の亀裂問題を受けて、2021年3月より順次動力台車すべてがSUミンデン式ボルスタレス台車SS137からモノリンク式ボルスタレス台車SS189Mに交換された。
　2022年5月に発生した30000系の脱線による車両故障で不足する高野線特急車両を補うため、2022年10月26日付で50503Fが小原田検車区に転属し、11000系に変わって泉北ライナーの運用に就いた。塗装の変更はなく扉付近に「泉北ライナー」のステッカーが貼り付けられている。
運　転　台

台　車

登場時　SUミンデン台車

交換後　SS189M　動力台車

主　要　諸　元　表
　
登場時 変更後
最大長 21750mm(先頭車)　20500mm(中間車)
最大幅 2850mm
最大高 4140mm(集電装置付車)　4057mm
車　　体 全鋼製
性　　能 設計最高速度120km/h　加速度2.5km/h/s
減速度3.7km/h/s(常用)　4.0km/h/s(非常)
集電装置 下枠交差形パンタグラフ
PT-4826-A-M
台　　車 SUミンデン式ボルスタレス台車
SS-137(Ｍ車)　SS-037(Ｔ車)
 モノリンク式ボルスタレス台車
SS189M（M車のみ）
主電動機 三相かご形誘導電動機
TDK-6311-A　1100V　180kW×4 
駆動装置 TD継手式平行カルダン
歯車比85:14＝6.07
制御装置 VVVFインバーター制御(定速制御付)　GTO素子
VFG-HR-1420J		  VVVFインバーター制御(定速制御付)　IGBT素子
VFI-HR1421C
制動装置 全電気指令式電磁直通空気ブレーキ
(回生ブレーキ併用、遅れ込め制御、応荷重装置付)
直通予備ブレーキ
補助電源装置 静止形インバーター　GTO素子
140kVA		 静止形インバーター　IGBT素子
　
車　両　編　成　表
　
Tc1　+ M1　+ M2　+　T　+　M3 +Tc2
50501+50001+50101+50601+50201+50701
50502+50002+50102+50602+50202+50702
50504+50004+50104+50604+50204+50704
50505+50005+50105+50605+50205+50705
50506+50006+50106+50606+50206+50706

Ｍｃ Ｍ Ｔｃ Ｔ 計 所属
− 15両 10両 5両 30両 住之江検車区

Tc1　+ M1　+ M2　+　T　+　M3 +Tc2
50503+50003+50103+50603+50203+50703

Ｍｃ Ｍ Ｔｃ Ｔ 計 所属
− 3両 2両 1両 6両 小原田検車区
　
写　真


撮影日：2014年6月1日　撮影場所：貝塚〜二色浜間


撮影日：2022年11月6日　撮影場所：泉ヶ丘〜栂・美木多間