きいしみず
紀伊清水
KII-SHIMIZU
学文路 橋本
KAMURO HASHIMOTO


撮影日:2021年2月21日


歴 史

大正14(1925)年3月15日   清水として開業
大正14(1925)年3月27日   駅名を紀伊清水に改称
平成21(2009)年2月6日   近代化産業遺産(高野山参詣関連遺産)に認定
平成22(2010)年4月1日   無人化
令和3(2021)年2月22日   紀州へら竿「匠工房」開業

所 在

和歌山県橋本市清水 [地図

乗り換え

なし

停車種別


配線図



設 備

トイレ

解 説

 付近に古くから弘法大師が作った3つの井戸(石井、薦池井、清水井)があり、地名はこの清水井に由来する。高野山領最初の宿場町として栄え、駅北側の「清水の街並み」は重厚な瓦屋根や格子戸等の町家風のたたずまいで、かつての面影を残しているとして1997年に和歌山県ふるさと建築景観賞を受賞している。
 かつては紀見峠から学文路までを管轄する駅長の所属先が、橋本では国鉄の駅長と重なるとしてこの駅に置かれていたとか。
 駅西側から分岐していた紀ノ川で採取した砂利を運搬するための貨物線があり、転用された道路や残された線路など遺構が見られる。また、小原田検車区ができるまで、この駅付近に車両基地を設置する計画があった。
 周辺は伝統的工芸品に指定される紀州へら竿の産地であり、へらぶな釣りができる隠れ谷池の最寄り駅となることから、2021年、駅舎をリノベーションし紀州へら竿の製作体験、展示販売する「匠工房」が開業した。


撮影日:2021年3月14日


撮影日:2021年2月21日


撮影日:2021年2月21日


撮影日:2006年8月15日

2021/4/1