わかやまだいがくまえ
和歌山大学前(ふじと台)
WAKAYAMADAIGAKUMAE
紀ノ川 孝子
KINOKAWA KYOSHI


撮影日:2013年4月17日


撮影日:2013年4月17日


歴 史

昭和59(1984)年 和歌山県、和歌山市、和歌山大学が南海電鉄に新駅設置を要望
平成2(1990)年6月 和歌山大学駅設置促進協議会設立
平成15(2003)年7月 概略設計完了
平成19(2007)年3月25日 着工
平成22(2010)年9月9日 駅名を正式決定
平成23(2011)年11月15日  開業日及び停車種別を決定
平成24(2012)年4月1日 開業
平成24(2012)年9月15日 駅ビル「エスタシオン」完成式典
平成26(2014)年10月18日 ダイヤ変更により特急停車 

所 在

和歌山県和歌山市中 [地図

乗り換え

なし

停車種別

α β

配線図



設 備

定期券売場・トイレ・多機能トイレ・エレベータ

解 説

 和歌山大学が当地に移転するに伴い、和歌山県、和歌山市、和歌山大学から駅設置の要望が出されていた。当初は現在地より約800m南よりの和歌山大学入口交差点付近に設置する案であったため、南海電鉄は急勾配、急カーブの途上であり設置困難と難色を示していた。
 その後、付近の土地開発と一体的に建設する動きが起こり、和歌山県、和歌山市、南海電鉄、和歌山大学駅設置促進協議会が「組合方式」での計画を進める方向で一致し、再び計画が進み出したが、実質的な事業主体であった日本リースが会社更生法の適用申請を行ったため計画は頓挫。
 更正計画決定後、和歌山市内の建設会社グループが土地を買い取る形で事業を継承し、和歌山大学前駅周辺土地区画整理組合を結成。概略設計を開始。設置場所を現在地に移し、既存線の東側に1.2kmの新線を敷設して水平と直線を確保した。
 請願駅方式での設置とし、建設費約30億円のうちおよそ3分の1を同組合が負担、残り3分の2のうち45%は国の補助を受け、55%を和歌山県と和歌山市が等分に負担する。
 駅名は公募により決定。付近に造成されているニュータウンの名前から(ふじと台)の副名称がつく。
 橋上駅舎で東西を結ぶ自由通路を備える。2012年9月、駅東側に駅ビル、ふじと台ステーションビルEstacion(エスタシオン)が完成。また同駅ビルの東側にイオンショッピングセンターを建設中である。

2015/3/1